ブログ

矯正治療で口腔内の細菌叢が大きく変化

広島大学と国立感染症研究所のグループによると、

矯正治療を受けた患者の口腔内の細菌叢は

歯周病へ移行しつつある患者の口腔の細菌叢と類似した状態となっているとのことです。

  • 矯正治療で用いる固定装置を着けることにより口腔内の細菌叢は大きく変化している
  • だ液とプラークどちらにおいても、感染症の原因となる細菌が多く含まれる嫌気性菌や、実験室で培養できない難培養細菌が増加している
  • 普段は口腔内の細菌の大部分を占める常在菌の割合は減少している
  • 歯周病患者の研究報告と比較したところ、矯正装置を着けることによる上述のような細菌叢の変化が、健康な口から歯周病へ移行していく状態と類似している

以上のようなことが分かってきたそうです。

この研究が矯正治療中のむし歯、歯周病予防に繋がるものになると素晴らしいですね。

関連記事

  1. 口腔内の特定細菌が食道がんに影響
  2. 小児の口唇閉鎖不全は30.7%
  3. 骨格筋の機能維持にはビタミンCが不可欠 
  4. 歯周組織でアルツハイマーの老人斑成分を産生
  5. 伝えたいことを伝える難しさ
  6. 6〜8月に歯科医師ら52人新型コロナ感染
  7. 口腔ケアとコロナの関係を知っているのは7%
  8. 歯科医師のケアががん手術後の死亡率を減少させる
PAGE TOP