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歯科医院経営通信Vol.92 「自費治療がもたらす効果」

◆ 自費治療がもたらす効果

『自費に頼らず保険だけで〇億円を超える!』

というようなコラムの見出しやセミナータイトルは

自費治療を伸ばそうとして失敗した方や

自費治療に抵抗がある方には

魅力的なものかもしれません。

                                      

ただ、保険治療でそれだけの売上を作ろうとすると

保険点数という決められた枠がありますので

患者さんの数を増やしていくことが前提になります。

                        

もちろん、保険点数の取りこぼしを見直すことや

SPTⅡに移行するなどは平均点数を上げることに寄与しますが

地域によってはレセプト単価が上がりすぎるのも

色々と問題となることがあります。

                                      

結局は保険治療に依存していると

医院を大型化し、ユニットもスタッフも増やしていく・・・

とにかく高回転で治療を回していく・・・

長時間医院を開け、疲弊していく・・・

などの状況が生まれかねません。

                                               

売上は上がりますが、

忙しいわりに手元にお金が残りません。

診療もあわただしいため、

スタッフの雇用も難しくなっています。

                         

また、

保険点数はこちらでコントロールできるものではありません。

               

どんなに保険内で良い治療を行おうとも

治療単価に反映できません。

                

今現在、保険中心の治療を行っている医院の

最大の懸念事項は

金銀パラジウム合金の価格にあると思います。

                            

昨年一瞬だけ相場は下がりましたが

すぐに元に戻り値段は上がり続けています。

                      

日本歯科医師会では

ICTを活用して実売価格にタイムラグなく連動する

リアルタイムの公定価格改定なども提言していますが、

基本的には

原価を治療単価に反映できないのが保険治療ですので

パラが急激に下がらない限りは

経営的に辛い状態が続くということです。

                          

今、保険でパラジウムを取り扱う治療を

自費治療に移行できていると、

売上の差以上の恩恵を利益で得ているのは間違いありません。

文字通り“貢献利益”の差は大きくなるでしょう。

                    

一方で、2年に1度の見直しで

今までついていた点数が削減される、無くなる

ということも十分に考えられます。

                 

そして、中長期的には

この国が抱える医療費を現状で補うことは難しく

保険点数の削減、

保険治療の対象の削減等が考えられるため

保険治療に依存しすぎると

そのまま売上が落ちるということにもなりかねません。

                         

今後ますます進む少子高齢化によって

保険制度は右往左往するでしょう。

       

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