ブログ

マイクロバイオームですい臓がんを発見

東京医科大学消化器内視鏡学分野の永田 尚義准教授らの研究グループは、膵臓がん患者と非がん患者の唾液と糞便中のマイクロバイオームを網羅的に解析し、すい臓がんの早期発見に口腔内・腸内細菌が活用できることを発見したそうです。

【本研究のポイント】
● 日本人の膵臓がん患者に特徴的な口腔内・腸内細菌種を同定し、これらががん予測にも有用であることを示しました。さらに、日本人から同定した膵がん関連腸内細菌種が、ドイツ人やスペイン人の膵がん関連菌種と一致することを発見しました。
●膵がんのリスク因子である膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)や慢性膵炎に関連する腸内細菌種が、膵がん関連菌種と類似していることを発見しました。
●膵がん関連腸内細菌種を用いると、膵がんとその他の病気(糖尿病、炎症性腸疾患、大腸癌)を区別できること、また膵がんで増加する菌種は胃酸分泌抑制薬 Proton-pump inhibitor (PPI)使用で増加する菌種と類似していることが判明しました。
● 腸内細菌種が膵がんの予後や抗がん剤の効果の予測に有用であることを見出しました。
●膵がん関連の腸内細菌種に感染する新規ウイルス(ファージ)を同定しました。

 今回の研究結果は、膵がん早期発見および抗がん剤治療効果予測のための新しい腫瘍マ ーカーの確立や、常在菌を介した膵がん発症機構の解明につながるものと期待されるそうです。

 

関連記事

  1. 健康マイレージ事業
  2. 「歯の本数が多く、かみ合わせが良いほど医療費が低い」サンスター調…
  3. 矯正治療で口腔内の細菌叢が大きく変化
  4. サンスター「歯の本数が多く、かみ合わせが良いほど医療費が低い」
  5. 12歳児DMF歯数0.74本 過去最低を更新
  6. 小児の口唇閉鎖不全は30.7%
  7. 歯周病菌がサルコペニア促進に関与
  8. むし歯菌が脳卒中リスクを高める
PAGE TOP